FOTONA SP Dynamis (膣レーザー)とは?

レーザーによる低侵襲な膣縮小治療
FOTONA SP Dynamis とは
インティマレーザーを用いた切らない膣縮小術が可能な機器で、海外では、尿失禁や外陰膣萎縮などの治療目的に広く用いられています。
膣内にインティマレーザーを当てることで、膣壁と尿道の中のコラーゲン組織を加熱し、加齢に伴って減少した組織の再生を促し、まわりの筋肉を育てることが可能です。
これにより、膣壁の厚みが増し、膣全体が引き締まり、尿道の機能低下も改善されます。膣の粘膜に優しく触れるように行うため、火傷や出血を伴わない安全な施術です。
FOTONA SP Dynamis の効果
臨床研究では、95%の患者が「膣の弛緩が大きくまたはやや改善」と回答し、97%の患者が「結果に満足」と回答しました。膣縮小の効果は平均17%でした。
重大な副作用や後遺症の報告もなく、安心・低侵襲に膣の若返りが可能となりました。
(Adrian Gaspar, MD;Mendoza University, Argentina at the FIGO lecture, Rome 2012)
作用機序
膣内に挿入した専用アプリケーターから、膣粘膜にレーザーを照射し、粘膜を60から65度に加熱します。膣粘膜および筋膜のコラーゲンの再生・新生・増生が促進され、膣の収縮と若返りができます。これにより、膣のゆるみや尿もれの改善が可能です。
個人差はありますが、膣全長(赤い部分)に効果があり、約一年間持続します。
こんな方にオススメ
- パートナーから膣の緩みを指摘された
- お風呂上がりに膣からお湯が漏れる
- くしゃみの時に尿漏れが起こる
- 膣のアンチエイジングをしたい
注意事項
- 妊娠中の方・生理中の方は施術できません。
- 施術後は、72時間は性交渉を避けてください。
副作用・合併症
・腫れ(頻度100%、48時間以内に消失)
・麻酔クリームなどの処置をしない場合の施術中の痛み(頻度14%、レベル10を最大の痛みとして、3程度)
・施術後の痛み(頻度4% 1週間以内)
・少量の出血(頻度3% すぐに止血)
・おりものの増加(頻度5% 1週間程度)
・一過性の尿失禁(頻度3% 最長3週間)
施術の流れ
カウンセリング
施術についての説明を行います。
麻酔
施術時、膣の入り口に痛みを伴うことがあるため、膣の入り口に麻酔のクリームを塗ります。(20分程度)
施術
膣内にアプリケーターを挿入して行きます。
膣入り口は麻酔で痛みがほぼありません。膣の奥は麻酔なしでも痛みを感じることはまれなので、お痛みなく治療を受けていただけます。
施術中、膣内は60~65度に加熱されるため、暖かさを感じます。
施術は15分程度で終了し、術後すぐに歩いて帰っていただけます。
治療について
施術時間:60~90分程度(施術時間は約15分)
ダウンタイム:なし。性交渉やタンポンなどの異物の挿入は3日後より可。
施術回数:2〜3回
※1回でも効果は得られますが、より高い効果を長い期間持続していただくため継続をオススメしています。
※膣縮小、尿もれは2回、萎縮性腟炎は3回、子宮の下垂は3〜5回がおすすめです。
効果的な施術ペース:はじめは1ヶ月に1回程度のペースでお受けいただき、その後はメンテナンスとして1年に1回程度継続していただくと効果的です。
施術後の注意・アフターケア:施術当日は、湯船には入浴せず、シャワーをおすすめいたします
よくある質問
- 1 妊娠中や生理中には施術できますか?
- 妊娠中・生理中は施術できません。
- 2 痛いですか?
- 膣入り口に麻酔をするのでほぼ痛みはありません。アプリケーターが挿入されている違和感と、加熱されることによる熱感は感じる場合があります。
- 3 副作用・合併症は?
- 膣内に熱が加わることによる一時的な腫れが生じることがありますが、重大な副作用は報告されておりません。まれに出血やおりものの増加などが見られることがあります。
- 4 入浴は?
- 施術当日は腫れが長引かないように、シャワーをオススメしています。
- 5 性行為はいつから可能ですか?
- 施術から72時間(3日)後から可能となります。
- 6 施術が終わってすぐに生理がきてしまいました。タンポンは使っていいですか?
- 膣内に異物を挿入する行為は72時間(3日)は避けていただきます。タンポンは使わず、生理用ナプキンをご使用ください。
膣レーザー料金表